いま注目のバスク地方、サンセバスチャンの冬の味覚を堪能!おすすめ料理ガイド
スペイン北部、バスク地方に位置するサンセバスチャンは、美食の街として世界中の旅行者を魅了しています。夏の避暑地として有名ですが、実は冬も魅力が満載!寒い季節ならではの心温まる料理や、静かな街並みの中で過ごす贅沢な時間が楽しめます。この記事では、サンセバスチャンの冬のおすすめ料理をご紹介。冬の旅行先に迷っている方や、美味しいもの好きのあなたにぴったりの情報をお届けします!
冬のサンセバスチャンで楽しむべき料理
1. スペインのおふくろの味「アルボンディガス」
スペイン全土で愛されるアルボンディガスはミートボールを煮込んでつくる料理。家庭ごとにオリジナルの調味料を加えて作られることも多い、スペインのおふくろの味です。もちろんサンセバスチャンの多くのバルでも味わうことができます。トマトソースで煮込んだミートボールにフライドポテトが添えられるのが定番の提供スタイル。カウンターに置いてあってもちゃんと温め直してから提供してもらえるので、寒い季節にもピッタリです。
2. 冬が旬!タラの料理「バカラオ・アル・ピルピル」
海の幸が豊富なサンセバスチャンでは、冬に旬を迎えるバカラオ(タラ)を使った料理が定番。「ピルピル」とは、ソースが温められた時に「ピルピル」と聞こえることから名付けられたそう。ニンニクの香りのするクリーミーなソースがタラの塩味を引き立て、どこかホッとする味わいです。
ちなみに筆者は自宅でこの料理を作った際、見事乳化に失敗して分離したソースになってしまった苦い経験があります。。。
3. ピンチョスで味わう冬の味覚
サンセバスチャンといえば、バル巡りで楽しむピンチョスは外せません。避暑地として有名なこの地が混み合うのは夏ですが、冬にも旬の素材を活かしたピンチョスが楽しめます。バルのカウンターには、肌寒くなる頃から旬を迎えるキノコ類、冬の味覚であるタラやアーティチョークを使ったピンチョスが並びます。
例えば、Gandariasのマッシュルームピンチョスは、バゲットの上に生ハムと立派なマッシュルームが3つも重ねられた見た目も楽しい人気の一品。アーティチョークはZerukoのオーブン焼きがおすすめ。チーズとアーティチョークのマリアージュが食欲を刺激します。海鮮ピンチョスの有名店、Goiz-Argiでは、バスク定番のたらのピンチョス、ピミエント・バカラオが楽しめますよ。
4. サンセバスチャンで楽しむ本場のバスクチーズケーキ
サンセバスチャン発祥のバスクチーズケーキは、一年を通して楽しめる絶品デザートです。その濃厚でクリーミーな味わいは、旅行者からも大人気。特に有名なのLa Viña(ラ・ビーニャ)は日本で一番有名なサンセバスチャンのお店と言っても過言ではないでしょう。滑らかな食感と香ばしい焼き目が特徴で、ここを訪れるなら必ず味わいたい一品です。サンセバスチャンには他にもバスクチーズケーキが食べられるお店がいくつもあります。滞在中に数軒回って食べ比べ、なんてスタイルも楽しめますよ。
冬のサンセバスチャンは静寂と美食の宝庫
サンセバスチャンの冬は、夏のにぎやかさとは違った静寂が広がる特別な季節。観光客が少ない分、ゆっくりと街を散策したり、美味しい料理を心ゆくまで楽しんだりできます。寒い季節だからこそ味わえる料理や景色が、この街をさらに特別なものにしています。
アルボンディガスやバカラオ、ピンチョス、そしてバスクチーズケーキといった冬の美食を堪能しながら、静かな街をゆったり散策する。そんな贅沢な時間を、ぜひサンセバスチャンで体験してみてはいかがですか?
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